レーシックの効果に関して

Q:現在の視力が極端に低いのですが、どの程度矯正できますか?
A:一般的には、手術を受けた方のほぼ100%に裸眼視力改善効果があります。
しかし、もともとの度数が強くなればなるほど希望視力の達成率は低下します。
高度近視(目安としては裸眼視力0・05以下程度)の方に限って言えば、
術後に63%の方に1.0以上、84%の方に0.7以上の視力が得られています。
1回目の手術で満足な視力が得られなかったときには、追加矯正が可能な場合もあります。
ただし、非常に近視が強い場合(目安としては近視の度数が10D以上)は
角膜をたくさん削らなければならなくなりますので、手術を受けられない可能性もあります。

Q:レーシック以外には近視を治す手術はないのですか?
A:レーシックとは、マイクロケラトームエキシマレーザーを組み合わせた手術法で、
正確性・安全性が高く、早期に視力が回復するため、現在はもっとも広く普及しています。
しかし、レーシックを受けられない方は、別の近視矯正手術を受けられる可能性があります。
フラップを作らない方法、眼内レンズを挿入する方法など、様々です。
また、医学は日進月歩で進化しています。
レーシックもソフト面で様々な技術革新がなされ、
患者さん一人一人に合わせた治療ができるようになってきています。
一度治療が難しいと診断された方でも、何年か先には治療が可能となつている場合もあります。
あきらめずに新しい情報をチェックされることをお勧めします。

Q:近視だけではなく、乱視や遠視も治すことができますか?
A:可能です。近視・乱視・遠視はいずれも矯正することができます。
ただし、円錐角膜などの眼の病気がある場合は、レーシックを受けることができません。
また、老眼は治療できません。
(老眼をエキシマレーザーで治療する試みは、すでに始まっていますが、まだ一般化はしていません。)

Q:レーシックを受けると、老眼の進みが早くなると聞きましたが?
A:「レーシックを受けたら老眼の進みが早くなる」というのは間違いです。
老眼は、レーシックを受けても受けなくても、誰でもなるものです。
ただし、老眼年齢の方がレーシックを受ける場合には、近視を取り除いてしまうわけですから、
遠くが見やすくなるかわりに近くは見えにくくなります。
場合によっては、老眼鏡が必要になることもあります。

Q:レーシックの技術が進歩してきているので、
もう少し待てばより安全な手術ができるようになるのではないかと思うのですが?
A:確かに、医療技術は日進月歩です。
屈折矯正手術に関しても、最近ではウェーブフロントレーシックなど、
患者さん丈一人にカスタマイズできる技術が誕生しています。
また老眼対策も含めた治療も試みられています。
将来的に安全性と精度はさらに向上していくでしょう。
しかし、現在の治療レベルは完成品とまではいかなくても、
すでに患者さんにとってかなりのメリットがあるレベルであると思います。
いつ手術に踏み切るのが適切かは、現在その方がどれだけ近視(乱視・遠視)
不自由されているかによって、違ってくるでしょう。
もちろん、眼鏡やコンタクトレンズで満足されている方は手術を受ける必要はありません。
また、どんなに進歩しても、手術である以上、
「100%安全」にはならないということをご理解いただきたいと思います。

Q:レーシックは、国によって技術レベルに差がありますか?
A:日本は先進諸国の中ではレーシックの普及が遅れている方であると思います。
しかし、手術レベルは先に普及した諸国と比較してまったく遜色ありません。
医師の技量はもちろん、機器も同等のものを使用しています。
したがって、少なくとも、日本よりも海外の方がより安全ということはありません。
万一手術後にトラブルが発生したときにすぐに担当医師に相談ができ、
必要な治療が可能であることを考えると、
国内で生活されている方は国内で受けた方がより安心なのではないかと思います。

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