レーシックの適応に関して

Q:レーシックは、どのような人が受けるべきなのですか?
A:どのような近視であれ乱視であれ、
レーシックを必ず受けなければいけない」という人はいません。
しかし、レーシックをうけて成功すれば、
生活がより快適になるだろうと思われる方は多くいらっしやいます。
医学的見地から、もっともレーシック治療のよい適応と思われるのは、
左右の視力(屈折)に大きな差があり、かつ、コンタクトレンズがうまく使用できない方です。
このような状態を、正式には「不同視」といいます。
また、仕事や生活の都合上眼鏡をかけられない方やコンタクトレンズの装用が困難な方も、
適すると思います。

Q:手術はすぐに受けられますか?
A:レーシックは、すべての方が受けられるわけではありません。
円錐角膜や緑内障などの日の病気から糖尿病などの全身病まで、
禁忌とされる症状や慎重を要さなければならない状態がたくさんありますので、
手術前に様々な検査を行います。
そのため、申し込んでその日に手術というわけにはいきません。
ほとんどの場合は、説明会から手術まではだいたい2週間程度かかります(人によって異なります)。
コンタクトレンズを使用している方は、
手術および検査の前にコンタクトレンズをはずしていただかなければならないため、
さらに長い準備期間が必要になります。

Q:近視の人なら、誰でも受けられるのですか?
A:残念ながら、年齢、持病等の理由によりレーシックを受けられない方もいます。
ほとんどの場合、希望者の4割強程度の方が非適応となり、
他の方法による近視矯正を選択していただいています。
施設によって、適応範囲の基準が若干異なりますので、
たとえば「A病院では断られたがB病院では受けられるといわれた」ということもあるかもしれません。
その場合には、「A病院で断られた理由」をご自身でも理解していただいて、
納得するまで医師と相談してから決めていただくのがよいと思います。

Q:左右の度数が大きく逢うのですが、片眼だけ手術することはできますか?
A:もちろん可能です。左右の視力(屈折)に差がある状態を「不同視」といいますが、
これは「レーシックのよい適応」となる症状の一つだということができます。
手術費用も片眼ごとに定めておりますので、両眼を同時に受ける場合の半分で受けられます。

Q:花粉症なのですが、レーシックは受けられますか?
A:「花粉症だからレーシックを受けられない」ということはありません。
しかし、手術後に無意識に目をこすってしまうなどの危険性がありますので、
検査や手術を受けるのは、症状が重い時期を外した方が無難です。
症状が重い場合には手術のリスクが高くなりますので、個別に相談してください。

Q:網膜剥離の手術を受けたことがありますが、レーシックは受けられますか?
A:治療が完全に終わっていて、視力や網膜の状態が落ち着いていれば、
網膜剥離の既往は特に問題ありません。
しかし、将来的に再度網膜剥離を起こす危険性が認められた場合には、
レーシックは見送った方がいいでしょう。
慶應義塾大学病院では、手術前の適応検査の中で眼底検査を行い、
網膜の状態も詳しく診断します。
網膜剥離の既往がある方はその旨を申し出た上で検査に臨んでいただいた方が、スムースに検査できます。

Q:現在避妊薬を服用していますが、レーシックは受けられますか?
A:避妊薬(ピルなど)とエキシマレーザー手術の安全性については、
はっきりとしたデータがなく、適応とする施設と非適応とする施設があります。
少なくとも近視(乱視・遠視)が安定していることが最低条件となるでしょう。
なお、妊娠中の方はホルモンバランスが変動して屈折が不安定になるため、
手術を受けることができません。
出産、授乳を終え、状態が安定してから受けてください。

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